第34回「山岳写真集団」くもの会WEB写真展
2023.1.24-28<終了> ギャラリー黒猫 松山市湊町5丁目4-10 2F 089-95-45-7858 案内はがき『 雲の戯れ』 白石 崇 自念子ノ頭より寒風山・笹ヶ峰方面を望む 寒風山の愛媛県側は断崖となっており、その名前のとおり風当りが強く冷涼で雲の発生し易い地形である。 雲が寒風山にまつわり付きながら桑瀬峠を越える様は勇ましく迫力満点であり、自然現象の脅威を感じずにはいられない。 ********************************* ◆ 作品 ◆ 白石 崇 『 若き日の想い出』 塩ケ森より石鎚連峰を望む 左端の石鎚山から右端の堂ヶ森に続く稜線は、 石鎚山からの帰りによく歩いた峰々である。 体力と時間は充分あるが金がない60数年前の若い時代の事である。 面河に下山すればバス4時間で松山に帰れるところを、途中テントで1泊して川内、横河原まで歩いて交通費を倹約するのが当たり前だった。 ◆ 『 ホッと安堵できる山』 石鎚スカイラインより石鎚山を望む 石鎚山は見る方向により全く別の山の様な山容を呈している。朝夕には太陽との相互作用で劇的なシーンに緊張し感動させられるが、又、とても落ち着きを覚え、安らぎと癒しの時を与えてくれる山である。 面河道1,600m地点に自分達の山小屋を持っていた故、石鎚山で過ごした日数は他の山と比べて抜群に多かった。私を育ててくれた石鎚山、大好きだ。 ◆◆ 中田直美 『 如月一景』 御机から大山を望む 大山南麓に位置する御机(みつくえ)地区。ここからの大山を真南から見上げた景色に一役買うのが茅葺小屋。 ここを訪れた時ちょうど、雪解け水を湛えた田に大山の美しい冬姿が映り込み、茅葺小屋と並んで見える光景には、日本ならではの懐かしさとぬくもりを感じた。 ◆ 『 南面秋を装う』 愛媛大学山岳会石鎚小屋(通称「愛大小屋」)付近から石鎚山南面を望む 私自身、石鎚登山にこの面河道を選ぶのには訳がある。一つには、道途中の深い原生林の世界と石鎚山南面の迫力ある眺め、そしてもう一つは「愛大小屋」の存在である。 体力を要し時に危険を伴う登山途中にあって、避難場所としては勿論の事(整備万全)、休憩・泊り・展望すべての機能を果たしてくれる。 登山の度に、「石鎚山」と「愛大小屋」そしてこれらの整備に関わって下さっている...