第36回 山岳写真集団「くもの会」WEB展示会
山岳写真集団「くもの会」展示会開催中
会 場 : ギャラリー黒猫
(松山市駅前 いよてつ高島屋前ロータリー北側)
大山は伯耆富士と言う別名を持ち、西側(こちら)から眺めたその山容はまるで富士山を連想させる美しさである。
又、日本七霊山の一つにも数えられる。私にとってこの山は10代の冬山入門時代、訓練でよく登った山である。
毎年恒例の冬山完全装備で4・5日かけての山の1周は忘れられない。その後も好きな山の一つとして度々訪れた思い出深い山である。
今年はやっと冬がきた。この日はたまたま天気が良くなった
ので頂上近辺の様子がよくわかる。
この時期この山の頂上一帯はガスって見えないのが当たり
前だ。麓と頂上稜線一帯の天候は全く違い、下は静かなどん
より曇りでも上は大荒れと言う事はよくある。大山は日本海
に面した独立峰であり、その複雑な気象条件から考えて冬は
当然の現象だと思う。
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● 植木菜津子 ●
兵庫・鳥取県境にそびえる氷ノ山(別名須賀ノ山・標高1510m)は兵庫県の最高峰で、中国地方でも大山(標高1729m)に次ぐ高峰です。登山口にあるわかさ氷ノ山スキー場は最大滑走距離2000mのスキー場で、樹氷がみられることから「西の蔵王」とも呼ばれています。この日は立派な樹氷やスノーモンスターの見られる雪深い景色の登路でした。
前日に西島駅直下で雪中テント泊。早朝、夏の星座(蠍座)が悠々と空に浮かぶのを眺めながら山頂を目指しました。陽が昇り始めると雪の白はだんだんと時間の色に染められてゆきます。寒さを忘れるご来光待ち時間となりました。
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● 中田直美 ●
大神山神社奥宮参道沿いにある登山口から寂静山山頂へ。
大山は悪天が多い日本海側の独立峰だが、この日は三鈷峰か
ら夏山登山道が走る尾根線までの幅およそ2㎞の北壁が一
望出来た。弥山を目指す登山者の姿をその稜線に見つけた時、
以前雪のある大山に登った時の事が脳裏に甦り、彼らの安全
を願わずにはいられなかった。
大山北壁から浮き出るように聳える別山。縦に3本走る尾根は、右からそれぞれ「別山右尾根」「別山バットレス中央稜」「幻のカンテ」と呼ばれ、冬のバリエーションルートになっているようだが、見るからに急勾配である上に、浮石や脆い岩にナイフリッジと経験の浅い私のような者にとっては恐怖しか想像できない世界のようだ。しかしこうして冬の姿を遠目に見て感じるのはただただ神々しさのみ。
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● 中川雅仁 ●
朝駆けして登った直後は、雲海とガスでしたが、日の出前になくなり、
残ったガスが龍の形を作ってくれました
もみじ谷分岐よりちち山
さっきまで掛かっていたガスが飛び、青空とともにちち山が浮かび上がる。
笹原の向こうに、紅葉の美しい景色が広がった。新居浜市最高峰の山、ちち山は今日も堂々としている。
スリバチ火口の上部。張り詰めた空気の中に淡色の世界が広がっていた。 そうした中にも、様々な表情があるものだなあと、自然の造形に感心する。
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昨年10月に北海道へ行き、天候を伺いつつ旭岳にアタック。
登山者も少なく南に傾いた太陽が雪原を照らし輝いている
風景を見て疲れも癒される。
旭岳山頂から西方向には登ってきた登山道と立ち寄った姿
見の池、そして噴火口が見える。
が、噴煙が真上に吹き上げて姿見の池は見えないもののその
噴煙の力強さに圧倒された。
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● 松本浩明 ●
谷川連峰馬蹄縦走しました。天神平から谷川岳をへて白毛
門を下ります。
朝日岳北面は湿地帯で冬季の積雪量が偲ばれます。
南アルプス北部に位置する鳳凰三山は地蔵岳・観音岳・薬師岳の総称です。登山口の青木鉱泉から1800mの上り下りになります。
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● 曽我部悦 ●
ハンカイソウ 樊噲草
難しい漢字です。 どうゆう意味があるのでしょうか。
カルスト台地の白い岩肌の石灰岩と黄色いハンカイソウの群生は、高原霧に霞んでいましたが、
やがて霧も晴れて、石鎚の山並みも遠望できました。 石鎚山頂部は雲の中。
カルスト高原の台地、緑豊かな草原に。
凛として咲いている。 美しい女神の如き真紅の花。
この夏は、ヒメユリが中々見つからず、1本だけ。
すっくと美しい姿を見せて咲いていました。
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お近くの人はぜひ展示会場にお越しください
くもの会一同
2024.1
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